嬉しかった。
6日間の旅、ただいま〜。
やっぱこの年齢に対してこのフライト。
けっこうキツイね。
帰路の14時間フライト。
ろくに寝れてへんけど。
朝帰ってからさらに寝てへんけど。
けど?
けど疲れも吹っ飛ぶような帰路やった。
メルボルンからドバイへの搭乗真っ最中。
子連れの女性に座席の変更をしきりに要求されて。
子供がいるから広いスペースのある。
最前列にして欲しいと。
でももうそこには別の子連れのお客さんが。
満席御礼の機内。
母1人。
ずっと抱っこしてならん子供。
道のり14時間。
変えれるものなら是非とも変えてあげたかった。
でもないものはどうしようもなくて...
飛行機が飛んでからも何度も何度も。
超ご立腹。
仕舞いには隣の席のお客さんも協力して。
完全に攻撃態勢。
子供いてる人、隣に座られたら困るって。
トイレに行くのも行けへんやないかって。
オージーイングリッシュのお二人。
弾丸トークで超プレッシャーオンミーの。
早く解放しておくれ〜。
いやぁ〜困った、困った。
怖い怖いやんかぁ。
ほんっまどうしようもないね〜ん。
とりあえずどうしようもできひん理由とお詫び。
全力で伝えた。
フライト中は私にでけることしようって。
何か手伝えることはないか。
子供と遊んでみたり。
ミルク作ってみたり。
大丈夫?声かけてみたり。
ちょろちょろ横、うろちょろちょろ。
何回不自然に通ってみたことでしょう。
関係ないけどトイレ掃除も頻繁にした。
ほんまは怖くて全く避けて通りたかった。
フライトも中盤からはご立腹の様子もなく。
最後、飛行機から去らはるときに。
『座席のこと、ごめんね』そう言ったら。
『now im happy』って。
今はあの座席やったこと満足してるって。
ありがとうて言ってもらえて。
あ〜〜〜。
涙がちょちょぎれそう。
この仕事を通していろんな現実を見てきた半年。
労働者ばっかりのリヤド線。
世界の切ない一面を見たし。
100ヶ国以上の人たちと出会う毎日。
真新しい文化に衝撃受けたし。
単純に英語のできなさに凹んだし。
そゆのを重ねて。
ちょっとやそっとで。
世の中何も変わらへんて思い込んだ。
それぞれが現状で。
それを受け入れるのがスマートで。
でも今日。
怒ってはった人の怒りを取り除けた。
自分の動き方一つで何かが変わる瞬間を見てしまった。
この世から貧困とか病がなくなるよな。
そんな壮大な変化じゃなくても。
1ミリの小さな小さな変化なら。
自分にも何かが出来る希望が見えた。
諦めるのはやめようと思う。
英語にビビルのもやめようと思う。
全身で伝えてみようて思う。