沈まぬ太陽。










出社00時55分。
離陸03時00分。
着陸12時05分。
現地の17時05分。











これが一番好きなタイムライン。
to KIX やで。











ドバイ土産に頭に焼き付けとこ思て。















そんな今日、ついに最後の。
最後の日本線。

















いつもの様に穏やかな乗務やった。
ちょっと愛おしかった。














この短いクルーライフで。
ぎょーさん日本線もらえたんは。
ありがたかったし。










やっぱどの路線よりも一番。
やりがいあった。
ニホンジンとして。
















無言で通じる何かを感じれて。
それが重宝される唯一の路線。
















あぁもったいないなぁ。
今日終わんのもったいない。
















この景色も頭に焼付けとこ。
関空に向かう水平飛行。








空から見るヒマラヤと。
フライト中ずっと明るい外と。












そうそう。
太陽追っかけて飛行するこの便は。
日が沈まへん。

















8時間の飛行中ほぼほぼ明るいねん。












太陽にずっと照らされて。
何や心強い。
まさに沈まぬ太陽



















しかし、離陸したもんは着陸する。
昇った日が必ず沈むんとおんなじで。












着陸したらまた地上の現実。
沈む太陽もこの世の常どす。
























まぁだからこそ。
非現実なこの景色。
大切にしてこれたんや思う。






















関西国際空港
着いた戻った、現実に。















どうも私の人生も一緒で。
ドバイに行ったからには。
いつかは日本帰って来るちゅうことやった。















これからあの太陽も想像もできんくらい。
現実どっぷり思い知るんやろな。











それでもあれを見れた一時期が。
私の人生にあったことだけは。
忘れずにしていきたい。









そんで、あの感動を。
日本のこれからの日常でも感じれる。
そんな努力をしていきたい。












知ってしもたんやから。
沈まぬ太陽を。


















今夜も。







ステイ先は梅田ヒルトン。
いつもの様に京都には帰らず。
今日は寝て帰るん。











ほなら、大切な人たちが。
最後の制服姿見に来てくれた。













父と母、何よりもありがとうやで。













2人がこんな陽気やったから。
遠く離れててもいっこも寂しくなかったし。














最後の今日もこんなブレるほど。
笑っててくれておーきに。











良い思いぜーんぜん。
させてあげれんくてごめんね。














恩返しは日本に戻ってからで。
よろぷくー。










と、つるとんたん食べさしてくれて。
ありがとうな人、感謝してます。
おかげで日本に帰る楽しみが増えたよ〜ん。








ほな。