豚買います。 ｲｽﾗﾑ圏の話します。
豚買ったねん。
豚肉やで。
ほんまの豚ちゃうで。
それ、けっこう一大事やったから。
ビーフは肉肉しい。
チキンはかすかす。
こっちに来てからお肉系食べてへんな思てたどり着いたんがポークコーナー。
イスラム教徒は豚肉は食べれへんくて。
イスラム教徒は豚肉料理が入ってたそのお皿全部が食べれへんくて。
イスラム教徒は豚肉切った包丁とか使った料理も食べれへんくて。
イスラム教の教えでは豚肉、爬虫類、昆虫類、ほんでカエル、カメ、カニとかも禁止。
アルコールも禁止、アルコール入りのお醤油とかお味噌もタブー。
これら禁止食品をハラムフードてゆうて。
牛・羊・鶏とかは食べてもええんやけど。ゆうなれば豚も食べてもええみたいやけど。
イスラム教の作法に則って殺したものでなければならんくて。
そゆう方法で殺された豚さんや、食べていい食品をハラルフードていう。
ほんでハラル認定マークが付いてる。
ここUAEは外国人多いから、まぁ豚も売ってるんす。
スーパー行くと･･･すみっこの方にカーテンで区切られたエリアがあって。
「FOR NON MUSLIM」（「イスラム教じゃない人お〜いで」ってイメージ）
ってな具合に書いてあるん、ちょっと入るの勇気いるなぁ。
そこは豚肉だけちごて、ハムとかウインナー、ほんで豚肉エキスて作ったスナック菓子とかカップラーメンも置いてある。
ほんでついに入って買うてしもた。
食べれへんと思うたらついつい食べたくなっちゃう。そゆうもんね。
テコのトンカツが食べたい。
とりあえず帰って食べてん。
ビーフよりチキンより、一番日本に近い味やった。
ちょと幸せ〜〜。
感じたのもつかの間。
「ん？皮ついたあるまんまやん。」
はよゆ〜て〜や。
豚の皮まで食べてもた。
まぁええわ、コラーゲンコラーゲン。
そいえば、ぜんぜん話変わるけど。
こっち来てカップ麺を食べることが5回ほどありました。
5発5中、食べてる途中に出てきたもの。
フォーク✌
丁寧に中に入れてくれてるんけど、ちょっと出てきた瞬間引いたなぁ。
という具合に、フォークの話は別としてイスラム圏で住むのはちょっと他の外国で住むよりも気を使うことが多そうに見える。
その他には、イスラム教徒は1日に5回お祈りする。
朝は4時半から。
近くのモスク（神社みたいなもん）にはスピーカー付いてて、そっからコーランが流れてくる。
ほんで金曜日が礼拝の日やから、こちら金曜日は休日。
日本でゆう土、日が金、土で、日が月。
花金、ちごて花木！ハッピーサーサーズデー。
よーわからんなってきた？
ややこしなってきた？
うっとしなってきた？
ええぇい、じゃまくさいっ！ってなったやろうに。
で、お休み思て街に出ると。
その日はイスラム教徒にとっては家族サービスの日やから人だらけ。
あのトラディッショナルなアラブ独特の服着てはる人いっぱいいて。
女性は全身アバヤっちゅ〜服きてるし。
育った家庭によって目から爪の先まで全部隠している人もいれば、おされな髪型ちょっと見えてる人いたり。
ハイヒールでいけいけなおね〜ちゃんもいてはって。
男性は白いのん、オバケのQちゃんみたいなんで。
※SATCより拝借
そして余談ですが、服装ってか行動？にびっくら。
アラブの人たちは家族や友人との、結束が強いみたいで男の人同士で普通に手つないではる。
甘いものも好きみたいで男の人同士カフェでばんばんかわいいスィーツ食べてはる。
見てるこっちもスィートな気分になったし。
ま、いろいろ話飛びましたが、まとめると。
イスラム教の国にはたくさんルールがる。
食べ物、アルコール。礼拝。服装。ギャンブル、タバコ。
でもドバイは観光客にはとってもオープンな国で外国人には住みやすい国。
黒い服も着なくていいし、ノースリーブでもまぁ大丈夫。
お酒もレストランでは出さはるし、免許を申請すればお店で買うこともできる。
1日5回の大音響のコーランも私は嫌いではない。
白い服のおじさんたちも、黒い服のマダムたちもとても気さくやわ。
だからって、ここがイスラム圏ゆうことに変わりはないし、忘れたらあかんなて思う。
お客さんもイスラム教徒が多いやろうから、一番の敬意はイスラムゆうもんに示そて思う。
こっちの文化を尊重して。
こっちの人のやり方を知って。
そうゆうことかなぁって思います。
ちょっとテコには難しい話だったね。
